工業の特徴

 

*主導的企業から相対的に独立した中小企業群の存在

人口一人当たりの製造業従業者率表

本町に中小企業が多いのは、戦前に立地した疎開工場など主要数社から独立する形で出発していること。 対象とする生産品目が機械加工等であり、装置型工業とは違い小規模によっても生産が可能であることが指摘される。

*世界的市場を持つ研究開発型企業の存在

町内企業の完成品メーカーは、町内及びその周辺地域等に多くの系列、協力企業を抱え町工業の中核となっている。これらの中核企業からスピンオフした企業は、いずれも意欲的な経営と高度な技術水準とによって、ハイテク化を進め好成績を上げてきた。

 

人口一人当たりの製造業出荷額等表*多様な業種構成、FA化による高付加価値化の実現

本町工業はオイルショックの一時期を除いて、全国的に製造業の成長が鈍化した後も高い成長を維持している。 その要因は、自動車産業との結びつきが強く、このため自動車部品関係を中心として工業構造が一般機械、電気機械、精密機械などに多極化し、特にプラスチック関係、電子関係など、高い付加価値率を持つ業種の集積が進む一方で、NC・MC工作機械、産業用ロボットを始め、FA機器の導入により既存産業の高付加価値化に成功したことが挙げられる。 こうした高付加価値化は、規模の大きい企業のみならず、中小・零細企業も巻き込んで行われ、FA機器は家内工業的な零細企業にも数多く導入されており、大きな特徴となっている。

 

 

*工業発展過程の特徴

人口一人当たりの製造業現金給与総額
  • 誘致企業及び疎開企業が完全に地域に定着し、工業発展の源泉となった。

  • 終戦直後の地元創業者および一代にして成功を収めた人のサクセスストーリーが刺激となり、企業からの分離独立者(スピン・オフ)が相次いだ。

  • 産業が産業を呼ぶという図式ができた。

  • 自立心・独立心が強く、旺盛な企業精神が育ちやすい風土がある。

  • 在来の機械と新しい電機の技術の結合がうまくいっている。

  • 町の工業振興施策の効果