
私どもは、この16年間、長野県の坂城町で、経営コンサルティング会社を営んで参りました。代表取締役であるキーナは米国東海岸コネチカット州出身。カリフォルニア州立大学バークレー校大学院に在学中、長野県北部に位置する、工業と農業を中心とする町、坂城町が成し遂げた「工業発展」をテーマにした論文をまとめるため同町に滞在。坂城町の自然と風土が気に入り、また卒業後に隣町出身(旧上山田町)の女性と結婚し、この地に永住することになりました。
キーナは、母の影響で、姉2人とともに「民芸品」や「手工芸品」に強い関心があります。上の姉は、芸術大学卒業後、自分の工房で石鹸を手作りで製造し、販
売するとともに、宗教画の作成も行っています。下の姉は、眼科医のもとで技術者として働くかたわら、上の姉が作った石鹸の贈答用に、和紙をベースにした箱
を製作販売し、アメリカ国内で好評を得ています。また、最近、「アメリカンビーズステッチ」の技巧を習得し、ビーズアクセサリーの作製と販売も手がけています。
キーナの妻の実家は、手芸用品を扱う店を営んでいました。偶然にも、弊社の社員である岩野千絵(ゆきえ)が、この店に母に連れられて通っていたことが分かりました。手先が器用な岩野にビーズアクセサリーの製作を勧めたところ、「財団法人日本余暇文化振興会」が主催する検定に初挑戦からわずか半年で合格し、指導者としての資格を得ることが出来ました。今後、彼女を中心に、私どもの一部門として、ビーズの手工芸品を作成する、「ねぎ工房」を展開していく方針です。

私どもの社名は「鴨」です。これは、キーナのニックネームのDuck(鴨)から付けたものです。キーナの案で、私どもの新部門の名前を「ねぎ工房」としました。「鴨が葱を背負って来る」という諺からは、あまり良いイメージがわかないかもしれませんが、私ども「鴨」が、「ねぎ工房」という新部門を持つことで、お客さまに、信頼のおける、質の高い商品をご提供する、ということを訴えかけるには、最適なネーミングでは、と思っています。
坂城町はもともと養蚕で栄え、戦後は工業の町として全国的に有名になりました。細かい部品を取り扱う内職をして来た女性が大勢います。町の人々の協力を仰ぎながら、アメリカで生まれたビーズステッチを日本風にアレンジし、世界に発信していきたい、と考えています。
〒389-0601 長野県埴科郡坂城町大字坂城6362-1-4